「そろそろ外壁塗装をしたいけれど初めてで不安…」
「業者を変えて実施したいけど良い業者をどう見つけるべきか?」
「依頼できる業者がすぐ思いつかない!」
外壁塗装について、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
外壁塗装は金額的にも大きくなりやすく、特に依頼できる業者がすぐに見つからない場合は、事前調査をしたり慎重に進めたいという想いがあると思います。
そこで今回は、ビルやマンション、戸建物件のオーナー様に向けて、
外壁塗装についての一般常識から、優良業者の選び方、騙されない方法などを実際の現場での経験を元に、徹底徹底的に解説していきたいと思います。
外壁塗装が必要なタイミングは?
鉄筋(ALC・RC) マンション・ビル など |
15年〜20年 |
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木造 アパート・一戸建て など |
10年〜20年 ※木造については素材によるところが大きい |
外壁塗装は、実際にはどれくらいの期間が経ってからやるべきものでしょうか?
一般的には「10年に1回」と言われることが多いですが、「20年に1回」ほどの頻度で外壁塗装をする場合が多いです。
最近では使われている素材が良くなってきているため、新しい建物についてはこれ以上の期間でも持つかもしれません。
また、建物が「鉄筋(ALC・RC)」か「木造」かによって判断が若干異なり、特に、木造については使われている素材によって左右されやすくなります。
もちろん、痛んできた建物なら早めの外壁塗装がおすすめですが、
実際には「雨漏りが発生してから」実施する事も多いです。
なかなか腰が重い施工内容なため、実害が出てからでないと進まない事もあります。
オフィスビルの場合
- 雨漏りがしてきて実害が出てきた。
- 外壁のひび割れが原因で見た目が悪い。
- 設備投資としての外壁塗装を決断。
マンション・アパート(賃貸物件)の場合
- 雨漏りがして実害が出てきた。
- 家賃を据え置くために、多くの入居者に選ばれるため、見栄えをよくしたい。
- 設備投資としての外壁塗装を決断。
戸建ての場合
- 見栄えが悪くなってきたのでお化粧直しとして実施したい。
- お隣さんが綺麗にしたのでうちもやりたい。
外壁塗装の相場
建物の大きさや痛み具合、使用する塗料の違いなどによって左右されるため、一概に相場を指定することは難しくなっています。
以下にご紹介するのは、概算となりますが目安として活用いただければ幸いです。
大幅に費用が上振れたり、下振れる場合は、なにか理由がある可能性がありますのでよく確認しておくことをおすすめいたします。
マンション・ビル
3階建 | 150万円〜400万円 |
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4階建 | 350万円〜600万円 |
5階建 | 450万円〜700万円 |
6階建 | 500万円〜800万円 |
7階建 | 600万円〜1000万円 |
アパート
2階建 | 150万円〜300万円 |
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3階建 | 200万円〜500万円 |
戸建て
20坪(79㎡) | 50万円〜80万円 |
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30坪(119㎡) | 80万円〜100万円 |
40坪(158㎡) | 100万円〜120万円 |
50坪(198㎡) | 120万円〜150万円 |
60坪(238㎡) | 160万円〜200万円 |
70坪(277㎡) | 180万円〜220万円 |
80坪(316㎡) | 220万円〜250万円 |
90坪(356㎡) | 240万円〜280万円 |
100坪(396㎡) | 260万円〜320万円 |
相見積もりによる費用の差は
塗料の差である事が多い
相見積もりをした後、そのまま一番安い業者をすぐに選んでしまうのは危険です!
しっかりと見積内容を確認しておくことをおすすめいたします。
例えば、塗料だけでも以下のようにたくさんの種類があります。
本来、十分な耐久年数に耐えるための塗料を選ぶべきですが、安く提示するために耐久年数の低いものが提示されていることも。
また、足場を作らない無足場工法をとっている業者もあります。
いずれにしても気になる点があれば事前に確認をしておきましょう。
塗料の種類
- アクリル系塗料
- ウレタン系塗料
- シリコン系塗料
- ラジカル系塗料
- フッ素系塗料
- セラミック塗料
- 無機系塗料
- 光触媒系塗料
外壁塗装業者の種類と
選び方のポイント
外壁塗装業者は以下の3種類に大きく分けられます。
- 大手ハウスメーカー
- リフォーム屋
- 地元の工務店
それぞれ特徴を解説します。
大手ハウスメーカー
資本力を活かしテレビCMなどを展開していて知名度の高さが特徴です。
また、ブランド力が強いため安心感があります。
定期的にメンテナンスや訪問があるため、アフターフォローも強力。
ただ、代償としては施工費用は比較的高めとなっています。
リフォーム屋(FC)
同じ屋号を掲げて多くの店舗を持っているのが特徴。
幅広いエリアに展開しています。
フランチャイズ(FC)の形態をとっているところも多いです。
施工内容は「パッケージ」となっていることが多く、費用としては一番安くすみそうです。
その代わりに、パッケージ含まれていない項目は出来ないなど、融通が効きにくかったり、安い分品質が良いとも限らないのがデメリットかもしれません。
地元の工務店
従業員1〜10名ほどの小さく地域に根付いて活動しているのが工務店です。
費用は格安でありませんが、良いものを使うか予算に合わせて削るか、など、品質の相談から提案まで融通が効く事が多いです。
ただ、良し悪しは工務店によってバラバラ。
知名度が低い分、事前にしっかりと調査をしておきたいところです。
悪徳業者に注意!
施工業者の中には、残念ながら悪徳な業者がいるのもこの業界の常です。
もちろん全てではないですが、以下のような行動をとる業者は要注意です。
悪徳業者によくみられる行動パターン
- 訪問販売・テレアポ(外壁塗装の営業をしてくる)
- 名刺を渡さない業者
- 決まったらすぐやろうとする業者
- 見積もりが一式が多い業者
- すぐにローンを組みたがる業者
もし契約してから悪徳業者だと気付いた場合でも諦めないでください!
もし契約した日(1日目)から8日以内であれば、クーリングオフが適用できます。
ただ、クーリングオフは様々な決まりごとがありますので、実施する場合は国民生活センター(消費者センター)に相談しましょう。
またこちらは経験論となりますが、
良い業者は「自分から調べて見つけた業者」の方があたる可能性が高いと思われます。
優良業者の場合、ホームページや各種広告などで、会社情報などをきちんと発信していたりするため見つけやすかったり、そもそも無理な営業をしなくても会社が回っている場合が多いためです。
外壁塗装の工事内容と一般的な流れ
一般的な外壁塗装の流れをご紹介いたします。
施工完了までは建物の大きさや天候によっても左右されます。
1.工事着工前のご挨拶(工事一週間前)
工事の音や、塗料の匂いなど、近隣に一定期間ご迷惑がかかるため、ご挨拶は非常に重要です。
通常は業者が実施いたしますが、家主さんが同伴して周ることで、より好印象を持っていただける事もあります。
2.仮設足場工事とシートの設置
職人さんたちが自由に動けるように、建物全体に足場を組みます。
飛散防止のためのシートを張り巡らすこともあります。
3.高圧洗浄
塗装前の下処理として、現在の建物の壁を綺麗にします。方法は水圧を利用した高圧洗浄が一般的です。
4.コーキング工事
建物には、壁と壁の隙間や埋め込まれている窓の隙間などに雨漏り防止のためにコーキング処理がしてあります。
これらは痛みやすく、経年劣化でヒビが入っているものがあり、このような古いコーキングを新しくいたします。
5.養生
塗料がついてしまうと困る場所に、マスキングテープ、ビニールシート、養生シートなどを使って養生します。
建物以外にも、車やバイクなどにも実施する場合があります。
6.下地調整(下地処理)
塗料が綺麗にのるように、壁面についている汚れやひび割れ、現在の塗装の剥離、膨れ、錆などを綺麗に処理します。
7.外壁塗装
いよいよ塗装です。
外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3種類に分かれます。
業者によっては、塗る回数や塗料の濃さなど、誤魔化されてしまいがちな工程でもありますので、ご不安な場合はきちんと確認しておく事がおすすめです。
8.防水工事・屋根塗装
ビル、マンションであれば防水工事、戸建であれば屋根塗装も実施します。
主に雨漏り対策となります。
9.養生取り
塗料飛散を防ぐための養生を撤去します。
10.業者による確認作業、顧客による確認作業
ここまで実施したあとで、家主様への確認作業となります。
足場をまだ残しているのは修正の余地があることを見越してのことですので、トラブルを防ぐためにも、この段階で気になった部分はしっかり確認しておくことをおすすめいたします。
11.足場解体
仮設足場、飛散防止シートなどを解体します。
目隠しとなっていた部分が外れ、建物全体を確認できるようになります。
前回確認作業をしていますが、この段階でも気になる点があった場合はしっかりと確認してかまいません。
12.清掃
養生道具や塗料缶など工事に使用したものを撤去します。あわせて細かなゴミなど、建物周辺も確認し回収して綺麗な状態にいたします。
13.引き渡し
建物も周辺も綺麗にした状態で引渡しとなります。
外壁塗装のご相談ならお任せください
ここまでお読みいただいて、外壁塗装なら地域に密着した工務店が良い!
と感じましたら、ぜひグットホームまでご相談ください。
当社は名古屋市中区周辺エリアを中心に活動する地域密着型工務店です。
当社はいわば「街の電気屋さん」のような存在です。
確かに大手の家電量販店のような品揃えや安売りは実現できないかもしれません。
しかしその分、地域に密着してお客さまに寄り添い、何でも相談でき、必要なときに駆けつけるという、きめ細かいサポートが可能です。